2024.1.13-14にピクリエにて開催された「二人追う、あの夏の日々」という和谷と伊角さんのwebオンリーにサークル参加して楽しかった話(迷惑がかかるとよくないので他の人が特定できる話はしません)
色々あったな~
前提:迷い
主催サークルの意向が「CPを分けない」だったので、関係性重視固定CP厨としてはかなり参加を迷ってました。
私はヒカ碁ジャンルでは「ワヤスミ」で活動しているんですが、私は二人の関係性が好きで、その在り方が好きで、「二人が恋愛感情で結ばれて、もし挿入を伴う肉体的接触をすることになったらワヤスミだ」と感じているがゆえにワヤスミなだけで、でも固定は固定で……最悪の厄介オタク。
とはいえ何とか参加はしたいな……と思ってはいたので、「何か書いて出せる文章」の目処が立ったらサークル参加申し込もうと考えてはいました。正直5月にSUPER COMIC CITYで超盤上の創造主(ヒカ碁オンリーイベント)が開催されるのでSSばっか書いてる場合じゃないんですが。
参加したいな……のモチベの1番は「この二人のためにサークル参加する人を多く見せたい」だったので、まあ、結論出せてよかったです。なんの見栄?
事前:関わったこと
イベントページでもひっそり書かれてましたが、今回のイベントタイトルの原案を考えました。実はね。
しかもタイトル原案者として一筆まで書かせてもらいました!えらそうに!やった!
主催のタイトル決めもくりに参加したらあまりの混迷っぷり耐えられず(失礼)、「いくつか原案出すから3分くれ!!!!!」と叫んで勢いで出した候補の中の一つ「君と追う、あの夏の日々」を改題されて使われることになりました。ありがたいような、それでいいのかと思うような。いや、決まってよかったです。私自身の思想がかなり強いな……反省……でも和谷と伊角さんってそうじゃない……?どうですか。
他に二つくらい候補出したんですが、「六畳一間で見る未来」みたいな、なんかそういうやつでした。全然覚えてない。
事前:短歌
事前イベントとして、Twitterで二人をテーマに川柳や短歌を一句詠む「#お~い和谷ァ」が開催されてました。楽しい企画。
語りたがりなので短文で〆るというのがハチャメチャに苦手なんですが、22’の8月頃から稀に短歌をやっていたので少しはマシになってるだろ……と意気込んでハッシュタグつけて書いたのが以下の三句です。
え、良くない?正直好き。
ブロマンス、恋人、(両)片想い、で綺麗に三種類あるわ。
私は基本和谷と伊角さんに「互いに眩しさを感じている、信じてくれているとわかりあっている、だから辛いときも負けたくないと踏ん張れる」という思想を感じているので、こういう”明るい執着”に行き着くんだな……と思うなどしています。根本的には一人でだってやっていける人達なんですけどね。一人でだってやっていけるけど二人がいいから二人でいる人達なんですよね。何百回言ってるんだこれ。
他の人もすげ~良かったです。でも全部は見切ってません。良さの嫉妬で精神が焼け焦げるので……。
ちなみに「#むとり推しCP短歌」は自分の検索用に推しCP短歌を詠んだ時につけてるタグです。前のも遡れます。
当日:自サークルの展示物
いまし見ゆ黎明の続きの新刊を5月に出そうとしているんですが、その時系列の中で「二人で初詣に行く話」を書かなきゃ”嘘”だと思ったので先に書きました。多分改稿して新刊に取り込みます。
内容は本当に「伊角さんがプロ試験に受かった年の大晦日から元旦の夜中にかけて、両片想い?くらいの状態の二人が二年参りに行く」だけなんですが、結局こういう甘酸っぱいモダモダがたくさんあるんだよなあ二人って……の気持ちで読んでもらえると幸いです。
「夜行くに繡を被る」:成功しても、故郷に帰らなければ人に知られないということ。《夜、刺繡した美しい服をきて歩いていても、だれにも見えないことから》……旺文社「標準漢和辞典 新版」より
拡大解釈オタクによるタイトル付けが出ました。割と気に入っているので解説します。ダセー。
「繡」を「わざわざ美しく着飾った外面」と捉えると、この二人はこういうイベントごとの時だって変に袴とか小綺麗な服とか着ないんですよね。いつものコートとダウン。そういう自然体。あるいは、何かを成したとしてそれをあからさまに自慢げに言いはしないし、だからこそ相手のそういう成功や未来を読み取って口にする。『繡を被ず』な二人。
でもそれは表に出すものが何も無いわけではなくて、『されど』、実のところは「伊角さんが好き」な和谷は、二人で特別にお出かけできることへの喜びを、そういう好意として表に出せはしない、ので『繡を被ず』だし、伊角さんも実は……?だったり。
……こういう一生深読みできる言葉が好きなんだよなぁ。『いまし見ゆ黎明』もそうですが、次の新刊も多分こういうノリのタイトルになります。乞うご期待(?)
蛇足ですが、SONARSって作品単位でも文単位でも♥をつけてもらえるので、どの文章が読者に刺さったのか可視化されてすげえ楽しいんですよね。演出通りの刺さり方をしている部分もあれば、自分では思っていなかったところが評価されてたり。ただこれに依存すると評価されたがり承認欲求の鬼になりそうなのでwebオンリーという祭りでしか使わないようにしています。とりあえずサイトにもその内移植します。
当日:他のサークルの展示物
すげ~~~面白かったです。やっぱり二次創作ってCP観優先というか、単なる「キャラとしては割と好きだけどCPとか無いし積極的に毎度作品や本を出すほどではない」キャラクターの作品って書かれづらいと思うので、こういう何でもアリの機会で読めて楽しかったです。(逆CPが明示されているものに関しては回れてませんが……)
普段和谷と伊角さんのことは書いてないって方の作品でもかなり”和谷と伊角さん”みがあって、なんだろうな……信頼とか、関係性の深みとか、単純に素直なだけでもいられないというか、そういう色んな角度からの絆、離れがたさを自CPという視点以外からも得られて嬉しかったです。和谷と伊角さんに関する色んな持論ってやっぱりおれの思い込みだけじゃないんだ……みたいな……。
根っからの関係性重視オタクなので、あえてCPを明記せず雰囲気だけで読ませに来る作品がマジで良かったなという印象でした。私もR18以外はCP名乗って書くのやめたいくらいです。マジで。(でも逆CPの思想だと思われるのが嫌でCPを名乗っています)
あと、意外と人の長文萌え語りって面白いし展示して需要があるんだな、と気づきました。私はTwitterを思想の言語化用ツールとしか見做していなくてまとまったことが書けてないんですが、ちゃんと一つのテーマについて萌え語りしてもいいんだ、っていう。前回ヒカ碁全体のwebオンリーが開催された時は「Twitterの語りを区分で分けたまとめのPDFとURL」を出しましたが、あれが正解だったかまだしっくり来てない。
ただ人のを読むと「そうなんです、そうなんです、わかります、わかる、あ~~そう!!それある!!それもそうかも!!」みたいな、同意と共感と気づきの嵐が起こりました。今後また何か参加できるwebオンリーがあったら長文の書き下ろし萌え語りも展示してみようかな……まあ、私がそれをやると思想が露骨すぎるから小説として書いてるところはあるんですが……。
統括
全体的にまったりしていたお陰で参加者の方もゆるく楽しめたイベントだと思います。昨今のCP戦国乱世時代においてはこういうやり方が大事なのかも。(偏見)
主催の方が事前から色々企画を準備されてて、それがまた盛り上げるのに丁度よくて、和谷と伊角さんへの愛が伝わる良いイベントだったなと思います。何様? ともかくありがとうございました!
そしてみなさんお疲れさまでした~!次は5月の超盤上の創造主でお会いしましょう。
余計な追伸
前述の通り、私は二人の関係性が好きで、その在り方が好きで、「二人が恋愛感情で結ばれて、もし挿入を伴う肉体的接触をすることになったらワヤスミだ」と感じているがゆえにワヤスミなので、当サークルが出すもの全部が「ワヤスミというCP名ありき」であると思われると困るな……(?)と考えています。
「挿入までいかない二人」だって全然あるはず。なんなら恋愛感情無しの単なるブロマンスだって良い。二人が二人である限り私は大好き。でもそれにつけられる名前がないし、それを「ワヤスミのサークル」が言っても説得力がない。
なので今回ある試みをしました。最終的にどう思われたかは分かりませんが、「そういうサークルがある」という事実が存在できたことだけでも一つ良かったのかなと勝手に思っています。主催の方が不快に思われていたら……それはすみません。
イベントを回った方の中で、このサイトに辿り着き、ここまで読んでくれて、気づいた方がどれだけいるか……は、不明ですが、いずれ消したら当サイトの方に掲載します。
ではまたいつか、何かの機会で。