2016.10の松ステメモ

なんか出てきたのが面白かったのでログ残し

多分Twitterで言ってたんだろうな……(記憶が無い)


しかしあのオイルショックによりティッシュが貴重品となった世界の話、事前情報よりギャグ線濃いめかと思いきや聞いた通り松野一松ナイフをやけにスムーズに取り出すしちゃんと十四松止めようとして怪我してでもそこで長男だけは怯えずマジほんま止めるまでの流れ完璧すぎてむり

イッチがナイフ取り出したあとの
おそ「お前は自虐的でネガティブで怒らせるとドSなやつだよ」
チョロ「この状況でそういうの言う!?」
おそ「でも本当は、一番兄弟が好きな一松じゃん 殺せるわけないよ」
ってイッチ止めてナイフ取り上げてから
おそ「俺もお前と一緒だよ」
のシーン本当むり

松野おそ松は箱ティッシュを一人のものにするためにナイフを取り出した松野一松を止める 暴れる一松の手首を掴みナイフの刃を掴み手のひらを血で汚しながら「お前にそんなことできるわけないじゃん」ってナイフを取り上げます そして「ずっと皆と一緒にいたいんだよな 俺もだよ」と言って自害します

いや〜〜〜〜〜松野一松を制止できるのは世界たる松野おそ松だけで、それは世界が変わったとしても変わらないもので、そして松野一松が狂うほどの狂った世界を戻すには松野おそ松が死ぬ必要があって、あれは松野一松が殺したのではなく松野おそ松が死んだのだけれど、松野一松はその咎を背負っている

夢オチで終わってるけど、あれが夢オチで終わったのは間違いなく松野おそ松が死んだからであって、要するにあの松野一松の咎を無くし自分だけが知っていることにするために松野おそ松は死んだのであって、それには自害する必要があって、あの世界を戻すために最も近道だったのが一松のナイフであって、けれど最も優れた手段であるはずの松野一松のナイフは最もこの世界が狂っていると証明するものであって、松野おそ松はこれ以上この世界に生きるという松野一松を苦しめないためにその瞬間だけに「松野おそ松を死へ導いた」という最高の苦しみを与えて、世界が戻って「良かった〜!」と言った…のだ…

ナイフを取り出した松野一松を止めようとして「死にてえのか…?」とナイフを向けられ「いいえ…」と戻った松野カラ松はわかるよ あいつはきっと本気で止められない 松野一松の本気の目を止められない 止められるのは松野おそ松だけ 本当に松野一松の為に、六つ子の為になると解っているから出来る

松野おそ松は喧嘩したいわけじゃないんだよ おでん屋のことといい本当は謝ったり真面目になってくれさえすれば良かったんだよ 言葉で止められるなら止めたいんだよ

松野一松の咎を生んだのは松野おそ松であり、松野一松の咎を無くしたのも松野おそ松であり、松野おそ松は松野一松が咎を背負いそうになったことを無くすために咎を負わせそれを無くした 本当の何かを隠すためにそれ以上のことを起こしてそして全てを自分の手で葬る それが松野おそ松の世界ってやつだ

松野おそ松が世界を戻すために最も必要なものを持っていたのは松野一松で、松野おそ松が世界を戻すために咎を背負わされたのも松野一松で、その全てを無くすために咎を背負わせ、それすら自分一人しか覚えていない夢の形にして、そのためにわざわざ追悼の歌まで歌わせるのだ…

松野一松の心情考えたことある?
今まで浪費してきた箱ティッシュが突然貴重品になって、でも奴隷になってまで箱ティッシュを得る覚悟もないニートで、このままだと箱ティッシュの為に兄弟がバラバラになったり争ったりしてしまうかもしれないと考えて、どうすればいいのかわからなくなって、全員殺そうというところまでは辿り着くけど、止めようとした十四松の手を切ってしまっただけで狼狽えて、止めようとしたカラ松の首元にナイフを向けても実際に切ることはしなくて、おそ松に「一番兄弟が好きな一松」って言われて戸惑って、自暴自棄で振り回したナイフを取り上げられて、呆然としながらおそ松の優しい声を聞いて、するとおそ松が俺も一緒だよ、なんて言いながら取り上げたナイフを自分の腹に刺して、笑いながら死んでいって、兄弟皆でおそ松兄さん!!!!って泣きながら縋り付いて、誰も一松を責めたりしないでF6による追悼の歌が始まって、そしてその世界は閉じる
この松野一松のどうしようもない遣る瀬無さを一体誰がわかってくれるって言うんだ!?!?!?唯一全てを理解した松野おそ松は世界を戻して無かったことにした あの世界での松野一松の苦しみのすべては夢になった なあ!?!誰が「お前のせいじゃない」って言ってくれるんだ!?!?

松野おそ松は「お前に人殺しなんてできないよ」と言う 皆きっとわかってるんだ でも言ってなんてやれないよ 松野一松は人殺しを、兄弟殺しをしようとすることで心を保とうとしてたんだ でも松野おそ松はそれが松野一松の本当の心じゃないし本当に松野一松の為になるわけじゃないと思ったから止めた

松野おそ松は「お前に人殺しなんてできないよ」って言うよ でも自分の凶器で兄が死んだ現実に、松野一松は「おれのせいでおそ松兄さんは死んだ」って思うんだよ 松野おそ松はそれすらわかってて、それを言うんだよ お前が殺したんじゃないよ、って でもそれは松野一松には届かないし、世界は戻る

何度でも言うけど、あれが夢オチで終わったのは「松野おそ松が自害したから」なんだよ 夢オチだから死んだんじゃない 死んだから夢オチになった この違いをわかってほしい そしておそ松は死んだ 自分で死んだ 殺されたんじゃない

松野一松の愛おしいところは、このままでは全てが破綻すると知って、けれどどうすればいいかもわからなくて、せめて無駄に兄弟の中で争いを生むくらいなら全員殺して皆一緒にいよう、ってヤンデレみたいなことを考えるけれど、おそ松の言うように人殺しなんてできやしなくて、死んだ人間に庇われる所

そして松野おそ松は一松に人殺しなんてできないって言うけれど、松野おそ松は実演してみせたんだ 自分のせいで兄弟が死ぬとはどういうことかを コーチ松が死んだときだって埋葬して尚おれのせいだって引きずって泣き崩れた松野一松に、そのナイフで兄弟が死ぬとはどういうことかを見せてやったのだ

松野おそ松は善意でしかない 箱ティッシュによって狂った世界を戻すために、狂わされた松野一松を戻すために、松野一松のナイフで手のひらを傷つけ、松野一松のナイフで自分の腹を抉り、松野一松のナイフで箱ティッシュを穿つ 松野おそ松が元の世界に戻す為に、あの世界の松野一松は咎を負うのだ